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私の恋の根本にあるのは 『いつも』会えること。
それを自覚したのは 親から彼に会うことを止められた時
だった。
私が未成年で 彼が社会人だったから。
せめて卒業するまでは 会わずにいて欲しいと…
卒業後の結婚を夢見て 彼は承諾の返事をした。
私は…そんなことを夢見たりもしていなかった。
どうして会いたいのに 会っちゃいけないのかと 疑問を
抱えながらも従った。
毎晩の電話を楽しみに 支えにしている日々が続いた。
だけど…
会わないと冷めてしまう心を 否定はできない。
第三者的に 冷静に彼のことを考えるようになった。
どうして彼のことが好きなのかさえも わからなくなった。
彼がいなきゃダメと思っていたのは 間違いだと知った。
彼がいなくても平気じゃない。
それなりに日々を 楽しんでいられる。
結構 快適だとも言えるかもしれない。
電話も 居留守が増えていった。
話したいことも 聞きたいこともないもの…
愛してもいない人に 「愛してる」と言われても困る。
それを迷惑だとさえも思っていた。
彼への想いは 完全に冷めていた−
そんなある朝 通学でバス停に向かう私の目に入ったのは
彼の姿だった。
ときめきのかけらさえ 湧いてはこなかった。
それよりも ますます彼が嫌いになった。
待ち伏せ…
そんな行動が 許せなかった。
なぜならそれは 私が望んでいないことだったからだと思う。
口もききたくない思いで 通り過ぎようとした時「待てよ」
彼は私の手首をつかんだ。
その瞬間 全身を悪寒と恐怖が駆け抜けていった。
恐い…それしか 感じていなかった。
とっさに手を振り解いて 夢中で家に駆け戻った。
もしかしたら 彼を突き飛ばしていたかもしれない。
でも よくは覚えていない−
以来私は 通学路もバス時間も変えた。
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