明日会えるというその夜も 数時間後に会えるという当日も 不思議なくらい
平常心でいられます。
会って気持ちがはっきりしたら...どんな結果があるのかしら?
終わらせたくはないけれど もしそうなるのならそれでも良い...
できるだけ早い方が良いと思うから―
見ず知らずのあなたと 三日も過ごしていた自分が不思議です。
ときめきはあっても 緊張はなく 落ち着いていられました。
警戒心すら 持っていませんでした。
知らない人と初めて会ったという気もしなくて...
「初めまして」の挨拶もないまま ずっと昔からそうしていたかのように
同じ時間を共有していられました。
会ったら話そうと思っていたことは 何一つ言葉にはならなくて ただ一緒に
いられるということが嬉しかった。
手を伸ばせば触れられる所に あなたがいてくれるということが−
イメージとも写真とも 全然違っていたけれど 会ってしまったら あなたを
一目見たら...
もっとあなたを好きになってしまったんです。
あなたの体の重さも 匂いも 仕草も ぬくもりも...
何もかもが愛しかった。
ずっと私だけを見ているあなたの心が 手に取るようにわかっていました。
何を考えていて 何をしたがっているのかが 言葉がなくても不思議なくらい
私には見えていました。
帰り道はとても辛かったし 帰りたくなんかなかった。
あなたから離れたくなかった...
繋いだ手を離したくなかった...
だけどそれはできない現実だし 本当に帰れなくなってしまいそうで...
それでも良いと思いながらも できないことがわかっているから―