蛍の夢

構内の明かりが眩しすぎた夜。
そのソフトな声を聞きながら 目の前に形として存在したあなたに
どういうわけか...
戸惑いながらも惹かれてしまいました。
心の内面から知り始めたあなたに 好意を抱きながら必然的に...
これっ限りの恋をしたのです―
状況的倫理?
意志の無力さに気付き 知性が分裂した薄明かりの部屋。
瞬間的な理性の喪失...
唇で誘惑して 手を引くみたいにベッドへと導き 縺れ合いながら
倒れ込み 愛撫しながらの激しく深い一時的記憶喪失。
細かいことは覚えていないままに 目覚めた朝―
...そんな始まり方でなくても 私を同じように愛してくれましたか?
発作的に あれこれと悶着を孕みながら 時は流れ続け...
相も変わらず 経験から何も学ばないで 同じ事を繰り返しています。
あなたも...
私も―
もうほどけない繋がりに 逆らいようもないまま...