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「できちゃった結婚と言えばそれまでだけどさ...
立派な父親になれるかな?」
立派な父親?
...どうかしら...
どうであれば立派で どうでなければ立派ではないなんていう定義は
自己責任と同じだと思う。
そんなことを私に聞かれても困る。
ただ...
子供さえできれば相手を手に入れられるというのは エゴだし思い上がり
でしかないとは思う。
子供は道具でも手段でもないのだから。
「久美に連絡するのは これで最後にします。
お互い別々の道を歩んでいるわけだし。
久美が元気で幸せでいてくれることを 願っています。」
私はあなたと別れてからも ずっと幸せに暮らしています。
そ・れ・な・り・に。
思い出にしがみついているつもりはないけれど...
この街にいることを自分自身 疑問に思ったりもする。
いくら問いかけても 未だ答えは見つからずに ただ時だけが流れて...
今日も私は この街で暮らし続けているのだけれど。
もしも私に今年2歳になる息子がいることを あなたが知ったら...
この子が見せる ふとした表情はあなたに似ていて それが私には愛しくて
心和むものであると同時に 心もとない淋しさを募らせたりもする。
父親の顔も愛も知らないこの子に いつかあなたのことを話す日がくることを
今から恐れていたりもする。
それが何歳であっても どう説明して良いのか...
自分自身にさえ説明できない別れの理由を どう説明できるというのか...
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